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【トルコ情勢】米国の思惑と一致するトルコの軍事行動

本件に関し、エルドアン大統領はG20への出発に際して、記者会見で「我々がシリアとの国境地帯にテロ回廊を作ることに同意するなど、誰も予想していないだろう」と述べているほか、国際組織は「イスラム国」か、クルド人組織のどれかを選択するべきではなかったとも発言した。

トルコのNuman Kurtulmuş副首相が9月2日、米国滞在中に発言するところによれば、トルコ政府は米国に対し、クルド民主連合党がユーフラテス川の東方に戻るよう、更なるプレッシャーをかけることを求めると共に、米国政府はNATOの一員であるトルコと「全ての異なるテロの脅威」に対して共同歩調をとる責任があると発言した。

「我々は、米国がクルド人組織に対して、ユーフラテス川の東方に戻るようにプレッシャーをかけるよう求めている。もし我々がこの作戦に米国と共に集中しようとするならば、米国がプレッシャーをかけることはとても効果のあることとなるだろう。」

米国防総省のJeff Davis報道官は、9月1日、「シリアの『イスラム国』は、まさにトルコの穴だらけの国境へのアクセスを失おうとしており、これはジハーディストの薄くなった戦闘部隊を外国人部隊が埋め合わせる事を防ぐための重要な段階である。」と発言し、「イスラム国」は小規模なal-Rai市の東方地域に沿ったトルコ国境の25km程度の支配を保持していることを明らかにした。

新たなトルコ軍の前進は、この25kmに渡る範囲に対して行われている。

新たな作戦は、エルドアン大統領がG20サミットにおいてオバマ大統領、プーチン大統領とシリアでの活動に関して打合せを行った夜に開始された。また、エルドアン大統領は9月3日、中国の習近平国家主席と反テロ協力を深めることに合意している。

Turkish military launches new front in Syria, enters town
Hurriyet 2016.9.3
http://www.hurriyetdailynews.com/turkish-military-launches-new-front-in-syria-enters-town.aspx?pageID=238&nID=103541&NewsCatID=352

トルコが新たな軍事行動を起こした地域は、直前の攻撃対象となったJarabulus市よりさらに西方に位置している。

国境地帯からクルド人組織の影響を完全に排除したいトルコ側の思惑と、トルコ国境を経由した「イスラム国」への戦闘員流入を止めたい米国の思惑が一致した戦闘行動であるように見える。





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国内:主要メディア各紙(産経、日経、読売、朝日、毎日、など)

アメリカ:CNN、Fox News、Wall Street Journal、New York Times、Newsweek、Washington Post
イギリス:BBC、Times、Independent、
中国:解放軍報、新華社、人民日報
ロシア:PravdaReport、MoscowTimes、Russia Times
イラン:TehranTimes、IranDaily

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