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【情勢分析】アウディーウカ市での砲撃事件にロシア軍が関与:ポロシェンコ大統領

Poroshenko accused of shelling Avdeevka Russia
2017.2.3
http://izvestia.ru/news/662326#ixzz4XhH2w8CV

ウクライナのポロシェンコ大統領の声明によれば、アウディーウカ市における砲撃はロシア軍が関与しており、「ドネツク人民共和国」側というよりも、ロシア側に事態の責任がある。

【解説】
1月末から数日間、ウクライナのアウディーウカ市に対して、同市にほど近いドネツク市を支配する「ドネツク人民共和国」の武装勢力が砲撃を行い、ウクライナ軍と砲火を応酬する事件が発生した。砲撃によってウクライナ軍に多数の死傷者が発生したほか、市街地への攻撃でウクライナ民間人にも死傷者が発生している。

キエフポスト紙によれば、アウディーウカ市にはウクライナ鉄鋼産業にコークスを供給する重要なプラントが所在しており、その戦略的価値からドネツク側が攻撃を加えたものと分析している。

しかし一方で、同紙はウクライナ側が「ドネツク人民共和国」との間の「緩衝地帯」に侵入し、ドネツク側へと接近していた事を認めている。このような行為についてキエフポスト紙は、「互いのテリトリーに侵入してはならない」との「ミンスク合意」に違反するものではないと主張しているが、ウクライナ側が実質的な挑発を行っていたことは否定できないと思われる。

特にトランプ政権誕生後、ウクライナ側が強硬姿勢を強めており、親EU派のポロシェンコ現大統領がウクライナのNATO加盟を問う国民投票を実施する構えを見せている。今後、ウクライナ問題を巡ってEU—ロシア間の緊張が高まる可能性が高いと見られる。

【補足】
ウクライナは東部・南東部のロシア系住民が多く住む地域と、西部の親EU感情の強い地域で対立が続いており、ソ連崩壊後の独立時以外、国家規模の団結を経験したことがない。

ウクライナのアウディーウカ市に攻撃を行った「ドネツク人民共和国」とは、2014年に発生したクリミア危機以降に「ルハシンスク人民共和国」と共にウクライナからの「独立」を表明したウクライナ東部の地域である。

元々ロシア系住民が多く居住しており、親露感情も強いために親露派のウクライナ政治家にとって根強い地盤となっていた。クリミア危機以降に部隊章の無い正体不明の武装勢力が侵入して「独立」を助けた経緯から、ロシアの関与が疑われている。







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主な出典

国内:主要メディア各紙(産経、日経、読売、朝日、毎日、など)

アメリカ:CNN、Fox News、Wall Street Journal、New York Times、Newsweek、Washington Post
イギリス:BBC、Times、Independent、
中国:解放軍報、新華社、人民日報
ロシア:PravdaReport、MoscowTimes、Russia Times
イラン:TehranTimes、IranDaily

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