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【ロシア情勢】2016年度を回顧するプーチン大統領による年例記者会見 ①ロシア経済について

原題:Putin’s annual news conference
種類:ロシア大統領府発表
日付:2016.12.23
http://en.kremlin.ru/events/president/news/53573

(以下、意訳)

大統領記者会見がRossiya24とチャンネル1、Mayak、VestiFM、ラジオRossiiによって報道された。

プーチン大統領:ごきげんよう、同僚と友人の皆さん。では、始めましょう。私たちは、ここで私が冗長な冒頭会見を行うつもりはないということでアシスタントと合意していますので、ビジネスに取り掛かるとしましょう。質問をどうぞ。

ペスコフ大統領補佐官:慣例に従いまして、最初の質問をクレムリン記者団の最長老の方、前世紀の末から業務についておられた方にお願いしたいと思います。Mayakラジオ局のValery Sanfirovさん、どうぞ。

【質問① 2016年のロシア経済について】
Valery Sanfirov:Mayakラジオ局、Vesti FM、ラジオRossiiです。大統領。本年も終わろうとしていますので、ロシア経済を振り返るのにちょうどよいと思います。一年を通じた経済とその他の事象に関して、あなたはしばしば「乱気流」や「底を打った」「もう一つの底に着く」という表現を使われました。私は昨年の記者会見でのあなたのジョークでさえ引用することができますが、2015年におっしゃられた事はそれほど悪くないという事でした。最近のロシア経済について、あなたはどのように描写されますか?
ありがとうございます。

プーチン大統領:恒例の質問であり、自然な質問だと言えます。もちろん、過去の実績については分析をしています。例によって、この実績は未来予測の中に置かれる必要があります。私たちは2015年のマクロ経済の指標を見る必要があると共に、2016年に私たちが何を達成したかを比較しなければなりません。

あなたが推測するように、昨日、同僚達や多くの専門家逹と検討した最新の数値があります。

◆GDPについて(60兆6821億ルーブル/2015年)
鍵となる指標である2015年のロシアのGDPは3.7%下落しました。本年のGDPもまた減少していますが、私達はもはやこの収縮について話してはおりません。

まず私達はGDPの下落は1%となるであろうと考えていました。しかし、この数値は後に0.7%に修正され、0.6%に回復しました。11月には、国のGDPはじりじりと上昇し年間を通じた減少は0.5~0.6%の範囲になると予期しています。

GDPの上昇は機械建設、トラック製造、重機建設、道路建設装備の製造、輸送機械建設、化学工業、軽工業、加工、それともちろん、農業といった実体経済上の産業の成長の賜物です。

農業部門における昨年度2.4%の成長は、実体のあるものでした。私たちは今年、3.2%成長を予期しましたが、最新の数字では4.1%となっており、年末には4%に落ち着くでしょう。私はこれについてとても良い傾向であり、持続して取り組まねばならないと考えています。

◆インフレ率
さらにはインフレ率の問題があります。ご存知のように昨年はかなり高い数値となりました。その原因のひとつは農業部門における輸入代替プログラムと市場不均衡の保証にありました。輸入物品の全てを代替できるわけではありません。しかし農業部門が素晴らしいダイナミクスを示し、今年のインフレ率は異なったものとなるでしょう。

ここで確認しておきたいと思います。これまで最も低いインフレ率は2011年6.1%でした。今年はこれを下回るでしょう。おそらく5.7から5.8%になると考えていますが、5.5%前後になりそうです。これは新記録ですし、今後私たちがすぐに5%、続いて4%を達成する根拠となります。

◆財政赤字(1兆5777億ルーブル/2015年度)
2015年度の財政赤字については、GDPの2.6%であったと言えるでしょう。今年はわずかに大きくなるでしょう。当初の10か月は2.4%でしたが、年度末には3.7%となるでしょう。

貿易黒字が700億ドル(4兆2210億ルーブル)以上あることなどにより、受容できる数値だと信じています。余剰金は維持されています。

政府準備金が多少減少しているのは事実ですが、国家福祉基金は殆ど変わりありません。中央銀行の外貨準備が上昇し、政府準備金の総額はほぼ1000億ドルとなっています。年初には総計3680億ドルでしたが、記憶が正しければ現在までに4000億ドルに近づいており、正確には3850億ドル以上です。言い換えれば、私たちはこの点についてうまくやっており、堅固なセーフティネットがあるということです。

◆コンテナ船輸出
最終的に、コンテナ船輸出は上昇傾向にあり、これは経済が回復していることを意味します。とてもポジティブな市場です。

◆資本流出
他にも何か勇気づけられる指標があるかと言えば、資本流出は減少しています。2014年のトレンドを見て頂ければ、四方流出は1500億ドルを超過しましたが、2015年には570億ドルでした。今年の9~10か月間はちょうど90億ドルであり、年計で160~170億ドル、ローンによる支払いになると予想されています。総合的に言って、トレンドは極めて明るいものとなっています。

◆今後の経済成長に関する課題
その他に問題があるのかといえば、もちろんあります。私たちは将来の経済成長と高度な産業製品、幾分か減少した実際の可処分所得を確保しなければなりません。可処分所得の減少は低所得者の需要や、投資影響という点で良い事とは言えませんが、ポジティブな側面としては次のようなものです。ここ数ヶ月、最も穏健なものであったとしてもこの積極的なトレンドは将来にわたって継続する、という確信を与えるポジティブな経済発展の中での真の労賃の上昇を見てきました。

社会分野では、人口統計上の傾向はポジティブな状態です。人口の自然増は継続しています。出生率はやや減少していますが、死亡率もまた減少しています。総合的に言って、人口の自然増に関するトレンドは積極的です。

これについては、我々が公に発表した計画に従って進んでいると言えます。それは実行されており、パフォーマンスはここまで全くポジティブでした。

(続く)








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主な出典

国内:主要メディア各紙(産経、日経、読売、朝日、毎日、など)

アメリカ:CNN、Fox News、Wall Street Journal、New York Times、Newsweek、Washington Post
イギリス:BBC、Times、Independent、
中国:解放軍報、新華社、人民日報
ロシア:PravdaReport、MoscowTimes、Russia Times
イラン:TehranTimes、IranDaily

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