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「反腐敗」キャンペーン 上半期で中共党員25000人以上が拘束か

トルコ情勢に関して、エルドアン大統領が反対派の一掃を進めているニュースが大きく報じられたが、中国では日常茶飯事でこれが行われている。

新華社の報道を掲載する形で、中共中央規律検査委員会による汚職摘発状況が解放軍報に掲載された。

記事によると、毎月数千件に上る調査が行われた結果、本年上半期の間、中共中央が規定する8項目の精神問題に違反するとして、19160件が調査され、26900人が処理された。うち、20159人が党内政治風紀処分とされた。

処罰の対象となった問題は、公金による飲食・国内外の旅行、公用車の違法な使用、規定に違反するハコモノの建設、違法な補助金や福祉の提供、金品の違法な授受、極端に豪華な冠婚葬祭等の開催、に分類されたという。

また、検査により、4名の省幹部、290名の地方幹部が処分を受けた。

→ 上半年全国查处违反中央八项规定精神问题19160起
解放軍報7月23日付 3面

「八項目の精神問題」とは、2012年末の第18回中共全国代表大会以来の「反腐敗」キャンペーンの一端である「贅沢禁止」の思想を末端まで浸透させるために設けられた規定である。同年12月4日から行われた中共中央政治局会議で提出された。

WEDGE Infinityの記事によると、8項目とは簡潔に言って下記のとおり。
(1)視察の簡素化 ※接待の簡素化も含まれる
(2)会議の簡素化
(3)書類の簡略化
(4)訪問活動の規範化
(5)警備の簡素化
(6)報道の簡素化、短縮化
(7)草稿、発表のシンプル化
(8)倹約節約の励行

→ 贅沢禁止令効果なし 違反者は2万人 中国メディアがこぞって警鐘
2013年12月24日(Tue)弓野正宏 (早稲田大学現代中国研究所招聘研究員
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3460

「反腐敗」キャンペーンは、習政権が政敵を一掃し、権力を掌握するための運動であると指摘されている。権力者にとって都合の悪い人間を一掃することが目的であるから、調査・拘束の理屈は恣意的で構わないようだ。

ジョージ・オーウェルの「1984」に描かれているとおり、全体主義においては、指導者が権力を掌握し続けるために常に「敵」を作り続けなければならない。

その「敵」は、国内にも国外にも作り出すことができるのだ。





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主な出典

国内:主要メディア各紙(産経、日経、読売、朝日、毎日、など)

アメリカ:CNN、Fox News、Wall Street Journal、New York Times、Newsweek、Washington Post
イギリス:BBC、Times、Independent、
中国:解放軍報、新華社、人民日報
ロシア:PravdaReport、MoscowTimes、Russia Times
イラン:TehranTimes、IranDaily

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