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【ロシア情勢】9月2日・ウラジオストク首脳会談の内容②

主題:ロシアと日本が経済8分野における協力拡大を議論
原題:Russia, Japan discuss expansion of cooperation in eight areas of economy — Lavrov
媒体:Tass/Vladivostok
日付:2016.9.2
種類:報道記事/Lavrov外相、Alexei Ulyukayev経済発展相、Novakエネルギー相
http://tass.com/economy/897347

(以下、East Media Newsによる意訳)

Lavrov外相によると、ロシアのプーチン大統領と日本の安倍首相は、8つのプランを含む二国間の経済協力の見通しについて討議した。

以下、記事に伝えられるLavrov外相、Alexei Ulyukayev経済発展相、Novakエネルギー相の発言を紹介する。


【詳細が提示された8つの経済協力項目】:Lavrov外相

Lavrov外相による発言は以下の通り。
「経済における対話の焦点は、5月6日に安倍首相がソチを訪問した際に提唱した考え方に置かれた。」

「彼はその時点でエネルギー、医療、ハイテクノロジーなど様々な範囲に及ぶ8つの項目の発展について提案し、今日、日本側担当者によって詳細が提示された。」

「ソチから今日のサミットに至るまでの間、経済発展や工業と交易に関する省庁、その他の機関の専門家による多数の会議が開催されてきた。」

「高収益を上げられるいくつかの主要なプロジェクトについての仕事は、もう少しの所で完成し、実行に移す用意がある。」

「年内に行われるよう調整されているプーチン大統領の訪日が近づく間、少なくとも幾つかのプロジェクトについて、発表に必要なことはすべて行う事に合意した。」


【北方四島問題について】:Lavrov外相
Lavrov外相によれば、ロシアは北方四島における統合経済政策について、日本側の対話の用意に注目している。

「我々は日本側の担当者に対してこの問題に立ち向かうよう、長い期間提案し続けてきている。」

「今、我々は日本のパートナー達が、経済問題のみならず、住民の交換をも含んだ北方四島での統合経済政策について議論する用意を感じている」


【統合投資ファンドについて】:Novaxエネルギー相、Ulyukayev経済発展相

ロシアエネルギー相のAlexander Novax氏によれば、9月2日のミーティングにおいて統合投資ファンドの設立が議論された。

「ロシア直接投資ファンドと、日本の政策投資銀行による統合ファンドの設立について特に議論された。詳細は政府間委員会のフレームワークによるワーキンググループによってさらに審査されるだろう。」

また、経済発展相のAlexei Ulyukayev氏によれば、投資ファンドの規模は10億ドルに上る見込み。

「ファンドは法律的意味ではすでに存在しているが、まだ取引が行われている状態ではない。年末までには立ち上げる予定でいる。」


【サハリン2、Yamal天然ガスプロジェクトについて】:Novaxエネルギー相

エネルギー相のNovak氏によれば、プーチン大統領と安倍首相は、日本企業がサハリン2やYamal※天然ガスプロジェクトに参入する機会についても議論した。

「彼らは現に存在するプロジェクトと、将来的に再点検されるであろうプロジェクトの両者について議論した。好機として、あるいはオプションとして、日本への更なる天然ガスを輸出するサハリン2や第三ステージのYamalを含んでいる。」

Novak氏によれば、プーチン大統領と安倍首相は、地熱発電プラントの建設を含む、再生可能エネルギー分野の協力についても同様に議論した。

「エネルギー産業に関係のある工業製品のジョイントベンチャーには、原子力も含まれている。」

また、提案されたプランはこの日にはじめて提案されたものばかりで、ロシアと日本の両者から提案されたものを含んでいる。

「大部分が全く新規のものとなるプロジェクトリストが付されたプランが提出された。完全な、特別な熟慮を要求した分野が、現在の協力の分野となっている。」

「これら全ては、政府間委員会の枠組みでのワーキンググループによって実行されるだろう。」

※Yamalプロジェクト…ロシアの中央北部、現地語で「世界の終わり=最果て」を意味する過酷な土地に眠るガス田開発プロジェクト
参照:JOGMEC
http://oilgas-info.jogmec.go.jp/pdf/4/4929/201307_051a.pdf

【サハリン3、北海LNGについて 】:Ulyukayev経済発展相
ロシア経済発展相 Ulyukayev氏は、両首脳がサハリン3プロジェクト、北海LNGについて同様に議論したこと明らかにした。

「サハリン2 LNGプロジェクト、北海LNGと他のいくつかのプロジェクトについて、採鉱やプロジェクトの工程が議論された。」

同氏によれば、「我々の提案した幾つかの投資に関する回答」が、ミーティングにおいて受領された。「我々はプロジェクトに取り組むための制約を取り除いているが、今それは日本側の問題となっている。」

9月2日、三井物産モスクワ有限会社の目黒祐志社長は、三井によるサハリン2への投資額は10億ドル以上に上り、サハリン3プロジェクトにも関心を持っていると発言したが、投資の具体像については明らかにしていない。

サハリン-2の管理主体であるサハリン・エナジー社の株主は、ロシアGazpromが50%、オランダ・イギリスRoyal Dutch Shellが27.5%、日本 三井物産が12.5%となっている。

サハリン―2のPiltun-Astokhskoe(ピルトン-アストフスコエ)鉱区とLunskoe(ルンスコエ)鉱区では、回収可能な資源を1億5000万トンの原油と5000億立方mの天然ガス※と見積もられている。

(※150 mln tonnes of oil and 500 bln cubic meters of gas)

(以上)







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主な出典

国内:主要メディア各紙(産経、日経、読売、朝日、毎日、など)

アメリカ:CNN、Fox News、Wall Street Journal、New York Times、Newsweek、Washington Post
イギリス:BBC、Times、Independent、
中国:解放軍報、新華社、人民日報
ロシア:PravdaReport、MoscowTimes、Russia Times
イラン:TehranTimes、IranDaily

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