記事一覧

【シリア情勢】反アサド勢力の支援について、トルコとサウジが議論か

主題:サウジアラビアとトルコが中東地域の問題について討議
原題:Saudi Arabia, Turkey to discuss regional issues in Ankara
媒体:Hurriyet News
日付:2016.9.7
http://www.hurriyetdailynews.com/saudi-arabia-turkey-to-discuss-regional-issues-in-ankara-.aspx?pageID=238&nID=103666&NewsCatID=510

トルコの首都アンカラにおいて、サウジ・トルコ両国の外交トップが地域の問題について議論を行っている。両国ともにシリア反体制派を支援していることが明記されている。

(以下、East Media Newsによる意訳)

トルコ外務省は9月7日、クーデター未遂以降のトルコに対し、支援と団結の意志を示すため、サウジアラビア外務相のAdel bin Ahmed Al-Jubeirが近々アンカラを訪れるだろうと発表した。

声明によると、Al-Jubeir氏は9月7日から9日までの間、トルコのMevlüt Çavuşoğlu外務相を訪問し、地域的なテーマについて議論をするであろうこと。そしてエルドアン大統領とユルドゥルム首相による接受を受けるであろうことが示されている。

この訪問は、国境地帯の「イスラム国」掃討を目的としたトルコによる、シリアでの大規模な越境軍事行動の発生に続いている。
サウジ・トルコ両国はシリア反体制派と自由シリア軍を支援している。

(以上)

トルコはロシアとの接近に際して、「アサド容認」に傾いたはずであったが、直接的な表現は避けつつも、トルコがアサド追放に向けた動きを水面下で準備している可能性を匂わせている。

一方、サウジ紙はReuterの記事として、ロンドンでのシリア反アサドグループの声明を報じている。

主題:アサドは6か月の政権移行期を通じて、権力から離れなければならない:反体制派
原題:Assad must leave 6 months into transition: Opposition
媒体:Saudigazetta(Reuter)
日付:2016.9.8
http://saudigazette.com.sa/world/mena/assad-must-leave-6-months-transition-opposition/


(以下、East Media Newsによる意訳)

シリア大統領のBashar Al-Assadは政権移行に関する半年の交渉の後、権力から離れるべきであると、アサド反対派の交渉官Riyad Hijab紙がロンドンで発言し、彼のグループが描くシリア和平案を提示した。

Hijab氏は、反アサドグループがジェノバに設置する国連和平会談の高等交渉委員会(the High Negotiations Committee)の一般的なコーディネーターである。

Hijab氏によって提案されたプロセスは、政府、市民社会の反対勢力によって設立される政権移行管理者を設置するための6か月の交渉と共に開始され、18か月にわたって国家を運営したのち、選挙によって解散を迎えるとする。

「政権移行の期間はAssad氏とその派閥、もちろんシリア国民に対する犯罪行為に関わった者たちの離脱によって開始するだろう。」

「シリアの主要な反対派の交渉グループは、彼らが提案する意向プランと極めて異なる、シリアの命運に関するロシアと米国によるいかなる取り決めもと拒否するだろう。」

「もしロシア人とアメリカ人が合意しているものがシリア人の熱望するものと大きく異なるのであるならば、我々はそれを許容しないであろう。」

「移行期においては、アサドの政権を維持しようという議題は、それが六か月であろうと、一月であろうと、一日であろうと、議題となりえない。ロシア人とアメリカ人はそれを知っている。彼らは多くを犠牲とし、この要求をあきらめないであろうシリア人の立ち位置を知っている。シリアの人々の熱望を満たすものでない限り、それは解決とはなりえない。」

このようなシリアのアサド反対派の提案について、イギリスのBoris Johnson外務大臣は、アサドなしの平和なシリアについての信用できる絵を提示していると発言している。

Johnson氏は、水曜付のTimes紙の寄稿の中で、「このヴィジョンを実施することが可能だという点において、まだチャンスは残されている」と発言している。

「もしロシア人とアメリカ人が停戦を共に作り出すことができるのならば、全ての異なる立場にある人々がこの対話をジェノバで再開することが可能となり、ポスト・アサドの足がかりを見る事になるだろう。」

(以上)

大国がシリアの未来を描く以上に、シリア人も自国の未来を描いている。だが、その実現も結局は大国の意向次第であることが如実に伝わってくる内容である。

日本も日米安保で守られているうちは安泰だが、日本を飛び越えて米中同盟など結ばれようものなら、明日のシリアとならない保証はない。





Sponsored Link









にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・外交へ
にほんブログ村
にほんブログ村 ニュースブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

関連記事
スポンサーサイト

Sponsored Link

ブロマガ

紹介文:ホワイトハウスで公開される、トランプ大統領の公式発言について概要を配信致します。

月刊ブロマガ価格 500円

ブロマガ記事一覧

購入したコンテンツは、期限なしに閲覧いただけます。

プロフィール

eastmedianews

Author:eastmedianews
最新の国際情勢・世界のニュースのまとめ&解説をお届けします。

主な出典

国内:主要メディア各紙(産経、日経、読売、朝日、毎日、など)

アメリカ:CNN、Fox News、Wall Street Journal、New York Times、Newsweek、Washington Post
イギリス:BBC、Times、Independent、
中国:解放軍報、新華社、人民日報
ロシア:PravdaReport、MoscowTimes、Russia Times
イラン:TehranTimes、IranDaily

各国の政府の発表した公開情報

Sponsored Link